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料理人にして足技の達人!!

サンジ

演じるなら、この人!
〜山田裕貴〜

俳優・山田裕貴
俳優山田裕貴Getty Images

元々、海上レストラン「バラティエ」の副料理長だったサンジ。料理長である“赫足のゼフ”ゆずりの足技は強力で、刀やハンマーに匹敵する威力を持っている。

ルフィのような大食漢の腹を満たせるくらいボリュームのある食事から、酒好きなナミにオシャレなカクテルに最適なつまみを振る舞うなど、コックとしての腕は最高級。仲間のゾロとは犬猿の中だが、互いに認め合う仲であり、時には協力技を見せることも。両者の共闘シーンはファンの大好物だ。

そんなサンジには1990年生まれの俳優・山田裕貴をコンバートしたい。サンジは主に足技を使うため、スタイルの良い長い足の持ち主であることがマストだが、ほど良い身長(178cm。身長が高すぎると他のキャストとのバランスがとりづらい)の山田は、ビジュアル的にもハマるだろう。

サンジは一味の中でもっとも頭のキレる人物。参謀的な立ち位置で、機転の効いた作戦を立てたり、時には思い切った個人行動で、仲間を度々ピンチから救ってきた(ウォーターセブン編を見よ!)。

一見クールなキャラだが、周知のとおり、女性にはとことん弱く、仲間のナミ&ロビンをこよなく愛し、彼女たちの言いなりになっている姿はどこか愛らしい。

「死んでも女は蹴らない」ことをポリシーとしており、女性の敵キャラからどんなに激しく攻撃されても、反撃することはない。また、素晴らしいことに、女性を見た目で判断することなく、女性であれば誰に対しても非暴力を貫く。とはいえ、ウォーターセブン編に登場するココロおばさんが人魚であることが判明した際には、露骨に落胆する素振りを見せていたが…まあそこはご愛嬌。

山田は少し高めの声のせいか、普段からおちゃらけた役を演じることが多く、笑いが生み出せる稀有な2枚目俳優である。映画『ゴジラ-1.0(2023年)』では新人の見習い乗員として、先輩たちから“小僧”扱いをされる役を好演したのも記憶に新しいだろう。

『東京リベンジャーズ』のヤンキー役から愛すべきいじられ役まで、幅広い役柄を自在にこなす山田であれば、ナミにゾッコンな場面も、クールに敵を蹴り倒すアクションシーンも鮮やかに演じ分けてくれるに違いない。山田裕貴演じるサンジが、戦闘の真っ只中に煙草をしばく余裕のあるアクションが観てみたい…と思うのは筆者だけではないだろう。

『ゴジラ-1.0』でもそうだったが、いつもどこかふざけているが最後に美味しいところをかっさらう役が多い山田。その点でもうってつけの配役ではないだろうか。

ちなみに、ゾロ演じる新田真剣佑とは、一部から「顔が似てる」とささやかれており、山田本人もTVでネタにし笑いをとっている。新田からもイジられ、2人の関係は良好だ。この共演をきっかけに、息の合った漫才アクションを是非見てみたい。

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