世界で最もイメチェンに成功した男
コビー
演じるなら、この人!
〜高橋文哉〜
ルフィが海へ出て、初めて出会った人物であるコビー。海賊団に捕まり奴隷のような扱いを受けていたが、ルフィに助けられると同時に、その生き方に心を打たれ、海軍を目指すことに。軍ではガープ中将(ルフィの祖父)に師事し、彼の特訓を受け瞬く間に成長。連載中の原作では、後半戦のキーパーソンとして活躍が期待されている。
コビーの性格を一言であらわすと純粋無垢。海軍の下っ端からキャリアをスタートさせたが、頂上戦争(海軍と海賊の戦争)で、戦争を止めるように海軍の元帥である赤犬の前に立ち塞がり、読者から一目置かれる存在に。現在は海軍大佐となっている。
そんなコビーだが、最初に登場した時はムーミンのように大きな輪郭に、アンバランスな小さい体、そして瓶底メガネと、いかにも頼りない見た目をしていた。しかしルフィと久しぶりに再会した「ウォーターセブン編」では、なんとイケメンに大変身。この”ビジュ変”によってファンが急増したのは言うまでもない。
そんなコビー役には、今をときめく次世代俳優、高橋文哉はいかがだろうか。コビーの特徴でもあるセンターパートの髪型は、高橋文哉の代名詞でもある。髪色をコビーに合わせて薄ピンクにすれば役作りは完了しそうだ。
また、TBSにて放送中のドラマ『フェルマーの料理』を見てもわかるとおり、「一つの目標に向けてひたむきに頑張る」といった役は高橋に打ってつけ。コビーは劇中最も努力家のキャラクターであり、ビジュアル面のみならず、精神性においても両者には共通点が見出せるのだ。
さらに『フェルマーの料理』では、厨房を支配しているような様子が描かれる。そこではいつになく男らしい演技を披露しており、今までとは違った一面が堪能できる。連続ドラマの主演俳優として経験を積んだ高橋であれば、純粋無垢だがどこかあどけなさが残るコビーと、覇気を出せるほどに成長したコビーをしっかり演じ分けることができるだろう。
とはいえ、最後に「イメチェン前の”チビひょろコビー”を、高橋のような国宝級イケメンがどう演じるか」という問題が残っている。そこはとびっきりダサい瓶底メガネを装着して、ビジュアルダウンに励んでいただくほかないだろう。