松田元太の武器は唯一無二の“ふり幅”
本作で菊池演じる饗庭の同僚・増野環役で出演するのがTravis Japanの松田元太。
このところバラエティ番組でメキメキと頭角を現している松田。『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演した際に、お酒も入っていることもあり松本から「九九言えるか?」と確かめるように振られると、松田は完全オリジナルの九九を繰り出して抱腹絶倒の渦に巻き込んだ。
SNSでは“九九ニキ”と呼ばれるなど話題を集め、続いて出演した放送回ではこれまたオリジナルの干支で再び笑いを誘った。
そして『ゼイチョー』チームとして菊池、山田杏奈、松田で出演した『ニノさん』(日本テレビ系)では、催眠術にかけられるなかで、催眠を解かれたものの自分の名前が思い出せなくなり「ニクサキ」と名乗る一幕も。
出演するたびに腹を抱えるほどの笑いを振りまくバラエティ力の高さも魅力のひとつ。
そんな松田だが、芝居となると役柄を憑依させたかのような演技で魅了する。
今年8月には大原櫻子とW主演を務めたドラマ『結婚予定日』(毎日放送)で真面目な営業マン・結城真臣役を好演。冷静なタイプだけに表情を大きく変えられないなかで、わずかな目の動き、柔らかい声で抑揚をつけながら演じた。