ホーム » 投稿 » コラム » 日本映画 » もし『ハイキュー!!』が実写化されたら…? ガチで妄想キャスティング。日向や影山、西谷を演じるのにふさわしい俳優は? » Page 7

温厚でチームからの信頼が厚い、もう一人のセッター

菅原孝支(すがわら こうし)

演じるなら、この人!
~赤楚衛二~

赤楚衛二
赤楚衛二公式Instagramより

烏野高校男子バレー部副主将を務める3年生。烏野高校バレー部のもう一人のS(セッター)。

影山のような圧倒的なセンスは無いものの、状況に応じてサインを駆使しながら相手に合わせた丁寧なトスを上げる。

影山の入部によって正セッターから控えに回るも、控えから相手校の状況を観察して適切な指示を送り、また烏野がピンチに陥り選手の士気が下がりかけたときは、叱咤激励でチームを立て直す頼もしさもある。

基本的に温和な性格であるものの、烏野高校の攻撃的な試合スタイルに影響されてか、試合中では時おり興奮した勢いで奇声を上げることも。そんな熱さを秘めた菅原には、赤楚衛二が適任ではないだろうか。

赤楚といえば、黒目がちのつぶらな瞳が印象的な役者だ。その屈託のない笑顔は人に癒しを与えるだけでなく、応援したいという気持ちにさせる力がある。さらに、事前の役作りを念入りに行うことを公言しており、原作ものの作品に出演する際は、髪形など、ビジュアル面を寄せる作業にも余念がない。

菅原は周囲によく気を配る面倒見が良い性格の持ち主で、キャプテンの澤村を支えながら下級生をまとめ、チームメイトからの信頼も厚いキャラクターだ。親しみやすさで赤楚の右に出る者はいないだろう。

菅原は、前述したように、一見温和でありながらも、チームでも上位の入る熱意を持つ男でもある。菅原を演じるからには相応の“熱さ”を見せていただきたいところだが、赤楚においてはそれも問題なしだ。

赤楚は、TBS系ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日君と』(2023)で正義感のある消防士・白浜優斗を演じた。赤楚演じる優斗が山田裕貴演じる主人公・萱島直哉を「もう他人じゃないし、一人が得意とか言うな!」と一喝するシーンでは、直哉だけでなく視聴者の心にまで響く名シーンだった。

あの熱量でピンチに陥ったチームを励まし、烏野高校バレー部を勝利に導いてほしい。

1 2 3 4 5 6 7 8