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情に熱く、ガッツ溢れるプレーが持ち味

田中龍之介(たなかりゅうのすけ)

演じるなら、この人!
~橘優輝~

橘優輝
橘優輝公式インスタグラムより

西谷と同じく烏野高校2年で、ポジションはウイングスパイカー(WS)。

田中龍之介は、西谷と同様に烏野高校の2年生の先輩。見た目は、坊主刈りに強面。加えて口が悪いため、ヤンキーに間違われることが多々ある。しかし、性格は義理と人情に厚く、後輩思いの頼れる先輩としてチームから慕われている。他の部員が騒いでいても、澤村に怒られるかもしれないとすぐに危険を察知できる。空気が読めるタイプのお調子者のため、チームのムードメーカーとしてファンからも愛される。

プレイヤーとしての強さはもちろんだが、特筆するべきは、その強靭な鋼のメンタルだろう。

自分のミスによってチームの雰囲気が悪くなれば、誰に言われるでもなく、自分で自分を奮い立たたせ、プレーを通してチームを鼓舞することができ、次期エースとしての素質が備わっていることが、物語の序盤から確認できる。

元気でムードメーカーである田中には、2023年にデビューした若手実力派俳優である橘優輝を推したい。

橘は、2023年『女神の教室〜リーガル青春白書〜』(フジテレビ系)でデビューして以降、ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に殺された』(日本テレビ系)、『下剋上球児』(TBS系ドラマ)、2024年にはドラマ『厨房のアリス』(日本テレビ系)と、3クール連続で出演を果たした超大型新人だ。

橘は、アメリカからの帰国子女で、「IMGアカデミー」に通っていた経歴があり、運動能力が高いことが分かる。というのも、「IMGアカデミー」はトップアスリートを育成する米国最大のスポーツ教育施設として知られ、日本人の卒業生にはテニスの錦織圭や西岡良仁などを輩出している。

『下克上球児』では、大会新記録をもつ元陸上部として俊足でロン毛の野球部員を熱演。同ドラマを見て、圧倒的な運動能力の高さに魅せられた人も少なくないだろう。ちなみに同ドラマのオーディションでは、野球未経験ながら50mを6.18秒で走り切り、見事大役を勝ち取ったというエピソードも有名だ。

バレー経験はないだろうが、運動神経抜群の橘であれば次期エースの田中龍之介を華麗に演じてくれるに違いない。実写版『ハイキュー!!』が実現した暁には、原作者・古舘春一先生が書き下ろした、田中=橘が悔しがっているイラストを、入場者特典としてもらいに行きたい次第である。

(文:タナカシカ)

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