ホーム » 投稿 » コラム » 日本映画 » もし『古畑任三郎』が復活したら…? ガチで妄想キャスティング。田村正和の代役にふさわしい俳優&話題必至の犯人役は? » Page 5

第四話の犯人役・大竹しのぶ(文部科学大臣)

大竹しのぶ
大竹しのぶGetty Images

松本白鸚が大使を演じた「すべて閣下の仕業」を筆頭に、古畑には社会的ステータスが高い犯人が数多く登場している。

シーズン1の第8話「殺人特急」では、鹿賀丈史演じる医師・中川淳一が、電車の中で自身の不倫を探る興信所の署長を殺害している。なお、この犯人は三谷が脚本を務めた『振り返れば奴がいる』(1993年)にも登場するキャラクターで、外科部長を務めている。

シーズン2の第3話「ゲームの達人」では、同じく医師である乾研一郎(草刈正雄)が不倫相手の妻とその夫を狂言自殺に見せかけて殺害。「全てが完璧なのに最後の最後にポカをする」と上から目線でつぶやく犯人のキャラクターは、草刈でないと演じられない人物像といえるだろう。

シーズン3の第2話「その男、多忙につき(忙しすぎる殺人者)」では、メディアプランナーの由良一夫(真田広之)が登場。古畑による尋問中も秒刻みのスケジュールで仕事場を転々とする彼の人物像には、三谷が目の当たりにしてきたメディア業界関係者の姿が反映されている。

現在『古畑任三郎』に登場するキャラクターの中で最も社会的ステータスが高い犯人は、「すべて閣下の仕業」の黛竹千代だ。これを超える犯人となれば、あとは地方自治体のトップや閣僚くらいだろうか。

政治家といえば、一般的に男性が演じることが多いイメージだが、ここはぜひとも女優に演じてもらいたい。ということで、当代随一の演技派女優・大竹しのぶをキャスティング。古畑=堺雅人との息づまる心理戦…想像するだけで胸が高鳴りやしないだろうか?

1 2 3 4 5 6 7 8