90年代カルチャープレイバック!
このドラマを熱くしているのが、言わずもがな、90年代前半を彩っていたカルチャーである。当時J-POP全盛期で、流れる音楽も小室サウンドやB-ing系、渋谷系、ロックなど、あらゆるジャンルが出てくる。それを聴くだけでも、当時青春を過ごした人は、グインとあの時代に戻るのではないだろうか。
ザッと挙げていこう。小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」、安室奈美恵「Body Feels EXIT」、H Jungle With t「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~」、WANDS「世界が終るまでは…」、広瀬香美「ロマンスの神様」、そしてMy Little Lover「Hello,Again~昔からある場所~」!
第3話は、1987年リリースの、BOØWYの名曲「Marionette」が登場する。家に遊びに来た人気読モの宝来(鈴木仁)が、秋久の姉・淳子(桜井日奈子)の部屋に入って行き、彼女を襲うというショッキングなシーンが描かれたのだが、髙橋海人演じる秋久は、なんと自分の部屋で「Marionette」をヘッドホンで聴くことで、耳を塞いでしまうのだ。
秋久はBOØWY好き、という設定だが、1995年よりかなり前に活動していたバンドの「マリオネット(操り人形)」というタイトルが現れたことに、何かしら、深い意味も感じなくはない。