「裁判の勝ち方を教えてあげよう」
長谷川博己“明墨”の不気味な予告
明墨は、自ら検察庁に足を運び、過去の殺人事件の裁判記録を徹底的に調べる。加えて、パラリーガルの青山(林泰文)に、姫野検事(馬場徹)の経歴を調べ上げさせ、出世のためなら、“正義”の名を借りて、証拠の改ざんも辞さない人物であるという読みを立てる。
紫ノ宮(堀田真由)、赤峰(北村匠海)、そしてパラリーガルの白木(大島優子)は、DNA検査を担当した中島教授(谷田歩)のいる大学病院に潜入。法医学教室の学生たちに取材して、中島の部下の水卜助教(内村遥)に取り入り、中島の部屋内部の撮影にも成功する。
明墨は、水卜を帰り際に直撃するが、その煮え切らない態度に疑念を抱く。
後日、赤峰は水卜に取材するが、“空振り”に終わった上に、水卜のバッグの中身をぶちまけてしまう。明墨は赤峰とともに水卜の上司である中島に謝罪するが、そこでも明墨は、怒る中島に対し、「姫野検事によろしくお伝えください」と、検察との癒着を匂わせるような挑発的な言葉を投げつける。
懲戒処分にもなりつつある赤峰は落ち込むが、事務所のメンバーに励まされ、もう一度、スイッチを入れ直し、拘置所の緋山(岩田剛典)に会いに行く。
「本当に殺していないんですよね?」と念を押し、「はい」と答える緋山への全面協力を約束するが、そこに現れたのは明墨。赤峰に対して「裁判の勝ち方を教えてあげよう」と、不気味な予言をする。