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倖生の父が“あの”事故に関わっている可能性は?

門脇麦【ドラマ『厨房のありす』公式インスタグラムより】
門脇麦ドラマ厨房のありす公式インスタグラムより

第4話では、ありすの母は蒔子(木村多江)ではなく、蒔子の妹・未知子(国仲涼子)だったことが明かされた。ありすは、ずっと自分が役立たずなせいで、母親に捨てられたと思っていたが、本当はちがっていて。25年前に五條製薬の研究者だった未知子は、ありすのことを心の底から愛していたのだ。

しかし、未知子は研究所で起きた事故により、亡くなってしまった。“お母さんはもうこの世にはいない”という事実は辛いことではあるが、本当の母親に愛されていたと知って、ありすは長年抱えてきたモヤモヤと決別できた。

これにて、一件落着。今後は、ありすと倖生の“これから”を心置きなく応援できる……と思ったが、どうやらこの事故はただの事故ではないらしい。心護と誠士(萩原聖人)が、「あの火事が事故じゃないこと、お前分かってんだろ」と話していたということは、未知子は故意的に殺されてしまったのか。誰が?何のために?

ここで気になってくるのが、相関図の倖生の欄に書いてあった「実は、ある目的で店にやって来ていて…!?」という一文。次週予告では、蒔子が心護に、「お店で働いている倖生くんって」と尋ねているシーンがあり、手紙らしきものを見てハッとする倖生の表情も映っていた。

倖生の父親が、事故を起こした犯人だと考えたら、すべての辻褄が合ってしまうのがしんどい。ただ、もしもそれが真実だったとしても、倖生は何も知らずに『ありすのお勝手』にやって来たと思いたい。

これまで、ありすに優しくしてきたのが、罪滅ぼしのためだった……ということになってしまうのは、あまりにも辛すぎる。やっぱりわたしたち視聴者は、ありすと倖生が幸せそうに笑い合っているラストを願ってしまう。

(文・菜本かな)

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