“北海道”という土地が、本作の鍵を握る?
ひとつ気になるのが、父親代わりとしてテオの面倒を見ている飯山教授(杉本哲太)の動向。侑里にテレパスの能力があるのを悟っているようだし、第6話終盤には、韓国語で“心の声 聞こえる 少女”と打ち込み、「見つけた」と目を丸くしている場面もあった。
そして、少年時代のテオに、心の声が聞こえる少女のことを書いた絵本を読み聞かせてくれたミン・ハナが、回想シーン以外で初登場するなど、ミステリーの要素も色濃くなってきた。ちなみに、ハナは侑里と同じく左耳を抑える癖がある。おそらく、テレパスの能力を持っているのだろう。
また、侑里が出張で訪れた北海道のホテルに置いてあった本に、神の声を聞く力“オハイヌ”を持つ少女のことが記されていたことや、侑里がテレパスの力を手に入れた場所が北海道だったことを加味すると、“北海道”という土地が本作の鍵を握ってくるのだと思う。
ただ、北海道でテオと気持ちが通じ合ったことで、侑里がかつての事故へのトラウマをちょっとでも払拭できていたらうれしい。10年前に事故に遭ってから、ちょっと苦手な場所になっていた北海道。素敵な思い出で上書きすることができただろうか。
まだまだ乗り越えなければならない問題は山積みそうだが、侑里とテオなら大丈夫。どれだけの時が流れても、永遠に“I love you”が過去形にならないことを証明してくれるはずだ。
(文・菜本かな)
【関連記事】
モテ男の究極体…チェ・ジョンヒョプ“テオ”が視聴者を虜にするワケ。ドラマ『Eye Love You』第4話考察&感想
最も演技の上手い若手韓流スターは…? 韓国ドラマ界の若手俳優5選。沼るファンが続出中…注目の若手ホープをセレクト
Netflixで観られる最高の韓国ドラマは…? ツウがおすすめする傑作韓流ドラマ5選。一度観たらクセになる珠玉のセレクト