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惜しくも初戦突破ならず…。
弟・壮磨が兄・誠の意志を継ぐことに

©TBSスパークル/TBS 撮影:ENO
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試合はその後、先発の翔に疲れが見えた8回に逆転弾を許してしまう。南雲は2番手として、マウンドを根室知廣(兵頭功海)に託す。相手はその球の遅さを見て侮ってかかるが、逆にその球速差が奏功し、後続を抑える。

1点ビハインドで迎えた9回裏、同点のランナーを出す越山。しかし主将の日沖誠(菅生新樹)は三塁コーチャーを務めたまま出番が来ない。弟の壮磨(小林虎之介)が校長の丹羽慎吾(小泉孝太郎)にその理由を聞き出すために詰め寄り、兄は先日の暴力騒動のせいで出場を辞退したことを知る。

打席に立つのは翔。あわや柵越えの大飛球を放つが、相手のファインプレーによってゲームセット。またも越山の初戦突破はならなかった。

しかし、ナインを包んだのは、これまで経験のない充実感だった。応援してくれた人々へのあいさつで、引退する3年生の誠は涙ながらに感謝の言葉を口にする。

南雲は、この試合をもって、野球部のみならず、教師も辞めると、山住や横田、そして越山ナインの前で宣言する。

壮磨は試合を見て心変わりしたのか、帰宅した誠に野球部に入部すると伝える。「俺がザン高勝たせたる!」と。その目には涙が溢れていた。

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