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初回から涙がとまらない…24年ぶり木梨憲武の演技の評価は? ドラマ『春になったら』第1話考察& 感想レビュー

text by 寺島武志

3カ月後に結婚する娘と3カ月後にこの世を去る父を、奈緒と木梨憲武が熱演。笑って泣けるハートフル・ホームドラマ『春になったら』が、1月15日(月)10時に初回15分拡大で初回放送を迎えた。今回は本作の見どころを紹介するレビューをお届けする。(文・寺島武志)<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

脚本は「HERO」シリーズの名脚本家・福田靖

【制作著作】カンテレ
©カンテレ

奈緒と木梨憲武がダブル主演を務める本作。3か月後に結婚する28歳の椎名瞳(奈緒)と、男手一つで瞳を育て、ガンが発覚し、3か月後にこの世を去るという62歳の父・雅彦(木梨憲武)が、それぞれ「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」をかなえていくハートフルドラマだ。

木梨が連続ドラマで主演するのは、『小市民ケーン』(1999年・フジテレビ系)以来、約24年ぶりとなる。出演にあたって、オファーを受けた経緯を「奥さんが『やりなさい』と。とにかく台本を見てなさいと毎日、強く言われる日々です」と妻で女優の安田成美から後押しを受けたと明かしていた。

ドラマは、『HERO』シリーズ(フジテレビ系、2001~15年)やNHK連続テレビ小説『まんぷく』(2018~19年)などで知られる脚本家・福田靖のオリジナル。福田靖は、NHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)、朝ドラ『まんぷく』(2018年)をはじめ、『救命病棟24時』シリーズ、『ガリレオ』シリーズ(ともにフジテレビ系)など数多くのヒットドラマを生み出した。マンガを原作とするドラマが多く製作されている風潮に抗うかのように、オリジナル脚本にこだわりを持っている名脚本家だ。

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