「孤独」を他者の気持ちを考えるきっかけに
このドラマは、わたしたちが普段目を伏せてしまいたくなる人間関係における孤独を浮き上がらせてくる。誰しも、少なからず共感ができると思うのだ。そしてそれは、決して楽しい気持ちになるものばかりではない。
ただ同時に、相手の孤独を想像することにも繋がるのではないか、と思う。孤独を感じれば感じるほど自分の内側にばかり向きがちな目を、もしかしたらあの人は、と考えを及ばせるきっかけになるかもしれない。
そしてその他者への理解こそが、自分の孤独を少しずつ薄めていく第一歩になるかもしれない。
そんなことを期待しながら、この4人の続きを見守っていきたい。
(文・あまのさき)
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