シーズン1でのシロさんの苦悩
周りの目をだんだん気にしなくなった
シロさんもシーズン1と比べると変化が。ゲイであることを周りにカミングアウトしていないのは変わらないのだが、以前は見知らぬ人にも気づかれないように細心の注意を払っていた。
ケンジの知り合いの男性カップルとレストランで食事にした時も、「どうして個室や仕切りがあるところにしないんだ」と店を予約したケンジを責め立てることもあった。
他にもゲイであることを隠すためにケンジと衝突することも幾度となくあったが、それは同性愛者であるが故の生きづらさの表現であり、そこからはシロさんの苦悩が透けて見えた。
しかし、前述したように、周りの人たちとの関わりや自身の成長によって、2人はどんどん変化を遂げている。シーズン1の最後には2人で可愛らしいカフェに行き、周りの女性客がヒソヒソ話しても気にしないくらいに変わり、ケンジも驚いていた。
また、前回の第6話では、自身が住んでいるアパートのオーナーに、男性と付き合っているのかと質問され、多少迷ったが「はい、私の恋人です」とまっすぐ答えたシロさん。
ケンジの変化が観る者をホッコリさせるのとは対照的に、シロさんの変化は観る人に勇気を与えてくれる。