目まぐるしく変わる南くんの表情に注目
第3話では、念願叶った南くんとの学校生活が描かれた。自然体な南くんは、勝手に胸ポケットから顔を出したり、授業では「つまんねえ」と口に出して危うくバレそうになったり。ハプニング続きで、なかなか甘いスクールライフとはいかない。
そんな中、放課後にちよみが向かったのは手芸部の部室。そこで出迎えてくれたのが、ちよみと同級生の手芸部部長・溝口恭介だ。俳優・映画監督などマルチに才能を発揮する今井柊斗が真っ直ぐに演じる恭介は、第1話でちよみに告白した好青年。
「もし万が一別れることがあったら、ここに控え選手がいることを頭の片隅にでも置いておいてください」という、かなり低姿勢の告白が記憶に新しい。南くんがいないことを彼が知っているのか定かではないが、きっと今もちよみに想いを寄せ、控え選手としてスタンバイしているのだろう。
手芸部に来たのが自分の服を作るためと分かっていても、やけに距離の近い2人に南くんはヤキモチを焼く。むくれたり、いじけたり、南くんの目まぐるしく変わる表情は見ていて飽きない。恭介が2人にとって心強い協力者となるのか、はたまた南くんの恋敵となるのか。どちらに転ぶのかが気になるところである。