最終回に待ち受ける「ありえない」展開とは? 本当の”山猫”は誰…? ドラマ『新空港占拠』第9話考察&感想レビュー
text by あまのさき
日本テレビ系で放送中のドラマ『新空港占拠』。残された獣が情報分析官の岩槻だと判明し、自分が獣になった理由を考えろと要求する。一方で、課せられた指令に「知らない」を貫き通す二葉だが、隠した真実が明らかに…。今回は第9話の内容を振り返るレビューをお届け。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:あまのさき】
アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。
岩槻が獣になった理由は?
情報分析官の岩槻(白石聖)が、獣の最後の1人であることが明らかになった前回。では、なぜ彼女は獣になったのか?
武蔵(櫻井翔)の耳に爆弾が仕掛けられたことで身動きの取れない指令本部で、捜査のために本庄(瀧内公美)が外へ出ることを許可するよう岩槻に交渉する和泉(ソニン)。すると岩槻は、自分が獣になった理由を60秒で突き止めろと要求してくる。
志摩(ぐんぴぃ)による調査の結果、岩槻は川越署長(片桐仁)によって殺された丹波愛の妹・狭山澪であることが判明。親代わりになって自分を育ててくれた姉の命を理不尽に奪われたことで、義理の兄=丹波(平山浩行)らと結託した形らしい。これまでの分析官然とした表情から一転、姉を殺された怒りがむき出しになる。発砲したら武蔵に仕掛けた爆弾を爆破する、と言い残し空港へと向かった岩槻は、もはや知らない人だった。
二葉(奥貫薫)に課せられた「兄・健一の失踪の理由を暴け」という指令だが、二葉は一貫して「知らない」という姿勢を崩さない。そこで本庄は、健一の勤め先だった横浜市役所へ向かい、当時健一と一緒に働いていた人物に接触する。