山下智久主演の名作ドラマが蘇る…ファン歓喜の展開とは? NHKドラマ『正直不動産2』第5話考察&感想レビュー
text by 寺島武志
NHKにて放送中の山下智久主演ドラマ『正直不動産2』。ウソがつけない不動産営業マン・永瀬とカスタマーファースト命の月下(福原遥)の名コンビが戻ってきた。第5話では永瀬の中学の同級生と再会し、あの名作を思い出す展開も。今回は、第5話のレビューをお届けする。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
永瀬が中学の同級生と再会
永瀬財地(山下智久)は中学時代の同級生・梅村桃花(市川由衣)が夫・若村直(味方良介)を引き連れ、マンション購入の相談を受ける。
しかし夫婦はその前に、ミネルヴァ不動産の神木涼真(ディーン・フジオカ)が、「フラット35」を使ったローンを強く薦められ、強引に話を進めようとしていた。桃花は、中学時代から知る永瀬の“正直さ”を信じ、物件探しを登坂不動産に依頼する。それを知った神木は、怒りに火が着く。
友人のためにと張り切る永瀬は、十影健人(板垣瑞生)とともに物件案内に奔走し、契約寸前にまでこぎつけるが、桃花の夫は、永瀬と妻のあまりの仲の良さに複雑な思いを抱く。それは十影も同じで、梅村が永瀬の元カノかと疑うほどだ。
その裏では神木の命を受けたミネルヴァ不動産の西岡将生(伊藤あさひ)が、探偵ばりに永瀬と梅村の関係を追っていた。
その頃、月下咲良(福原遥)はかつて店舗を仲介したものの、経営不振に陥っていたラーメン店「黒熊猫拉麺」の店主・河原稔(田口浩正)を、無給で手伝っていた。
一方、梅村の夫婦は購入する物件を決め、永瀬はフラット35ではなく、民間の住宅ローンを勧める。ところが、登坂不動産にとっては怨敵であるミネルヴァ不動産が近付き、違法であるフラット35を使った投資用物件の購入を薦め、直は気圧されて、妻の桃花に相談もなく物件を購入してしまう。