ディーン・フジオカの悪役が最高なワケ。山下智久の新たな一面も…? NHKドラマ『正直不動産2』第7話考察&感想レビュー
text by 寺島武志
NHKにて放送中の山下智久主演ドラマ『正直不動産2』。ウソがつけない不動産営業マン・永瀬とカスタマーファースト命の月下(福原遥)の名コンビが戻ってきた。第7話では花澤(倉科カナ)の強引な営業方針が仇に…。今回は、第7話のレビューをお届けする。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
恋も仕事も激動の展開に
冒頭、花澤涼子(倉科カナ)は、「ようこ」と名を偽り、マッチングアプリで綿村博士(前野朋哉)というシステムエンジニアの男性とマッチする。しかし、待ち合わせ場所では、「ようこ」は急病で来られないとLINEした上で、花澤が「ようこ」の友人として綿村に接近、不動産物件を案内する。
一方、登坂不動産は、黒須圭佑(松田悟志)、藤原結弦(馬場徹)に加え十影健人(板垣瑞生)も続々と契約を取り付け、活気に満ちていた。
ミネルヴァ不動産でも、登坂の怨敵・神木涼真(ディーン・フジオカ)が、投資用物件を売りまくっていた。
前回、突然、光友銀行融資係の榎本美波(泉里香)から交際を申し込まれた永瀬財地(山下智久)。しかし、それは“恋人のふり”をしてほしいというお願いだった。榎本が祖母に恋人を会わせる約束をしてしまったからだった。
一方、永瀬と月下咲良(福原遥)は、孫娘のために一括払いでタワマンを購入したいという高齢女性の接客をするが、預金額は2000万円。永瀬は予算的にタワマン購入が難しいことを“正直に”伝える。その女性は、「へば」とあいさつし、榎本と同じ秋田弁の口癖と同じだった。