乃木が残した意味深な発言の数々…。
謎を解くカギは『ハリーポッター』の「スネイプ先生」
乃木はこれまで、公安の野崎(阿部寛)に様々な手法でメッセージを残していた。野崎は乃木が残した手がかりについて考えながら、空港での別れ際に「スネイプ社」との打ち合わせがあると乃木に告げられたことを回想する。
「スネイプ社」は、野崎がハリーポッター好きであることを知った上で残したヒントであり、乃木自身が「スネイプ先生」であるというメッセージに気が付く。そして“スネイプ先生は裏切り者に見えて、ダンブルドア校長やハリーを助けるために敵に潜入していた偉大な先生”だったことであるから、野崎は乃木がテントに潜入していることを確信する。
乃木の命が危険に晒されていることを察知した野崎は、4つの棺桶を用意し、撃たれた別班メンバーが死んだと偽装していた。
ベキは、乃木と黒須に対し、任務を遂行する強い意志を激賞し、さらに、こうも付け加えた。「息子に命を奪われるなら本望だ」と…。さらに、フローライトの事業を進めるにあたり、乃木、さらにプラントシステムを熟知する黒須に協力を求め2人に頭を下げる。乃木はあくまでも“日本のための任務”として、これを引き受け、バルカ政府に情報を流した裏切り者を探し出す。
そして、バルカ政府がフローライト利権をめぐり、ノコル率いるムルーデル社と交渉を始める。裏で内通者を調べていた乃木と黒須は、天才ハッカーの太田(飯沼愛)の協力を得て、ベレール興産側から情報が漏れていたことを突き止める。
その通り、調印の場でベレール興産代表のゴビ(馬場徹)がノコルらを裏切り、バルカ政府側に寝返る。利権をすべて手にし高笑いするワイズ外務大臣(河内大和)。しかし、そこに現れたのが、野崎、ドラム、そしてチンギスらバルカ警察だった。形勢は逆転する。