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黒須と乃木のコンビネーションが素晴らしい

第4位 ”別班”が天才ハッカー“ブルーウォーカー”に協力を要請(第6話)

VIVANT第6話より ©TBS

第6話では、天才ハッカー“ブルーウォーカー”こと太田梨歩(飯沼愛)が、太田の保釈金1億円を別班が支払ったことによって釈放される、保釈後、乃木と黒須はテント幹部だったアリ・カーン (山中崇)から乃木が受け取った「数列の暗号」の解析を太田に依頼する。

太田は難解な暗号を読み解き、暗号が有効な制限時間内ギリギリに「テント」のアジト近くのサーバーをハッキングするためのデータを手に入れることに成功するのだが制限時間に焦る黒須からせかされると「うるさい!ハッキングなんて最後は運!神様の気まぐれ!」と机を叩いて叫ぶ。その迫力に黒須もたじろぐ。

天才ハッカーという正体が判明するまでの太田は、はっきり言って地味なキャラクターだった。演じる飯沼の顔立ちがかわいらしいとはいえ、いかにも曲者ぞろいの強面の中年男性たちに囲まれていれば、埋もれてしまうのは無理はない。無論、だからこそ、正体が判明したときに盛り上がるというものだが。

そして天才ハッカーとしての正体を表した太田にグッとくるのが6話のこの一連のシーンだ。不機嫌そうな表情が一変して興味深そうに暗号の紙を指でつまんで眺める天才ハッカー然とした態度。「ハッキングなんて最後は運!」と激昂し、その後、乃木と黒須が自分を監禁した山本巧(迫田孝也)の同類ではないかと疑い、自身の首元にナイフを当てて脅しにかかる、一人の若い人間らしい様子。全て含めて、太田梨歩というキャラクターの魅力を存分に見せつけてくれた。

その後、太田の信用を得るために、黒須が投げたリンゴを、乃木がナイフを投擲して壁に突き刺す技術とコンビネーションを見せるのも熱い展開だった。ここに痺れた方は多いのではないだろうか。

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