映画「告白」豪華キャスト。残酷なおとぎばなしのラストは…?<あらすじ 考察 評価 レビュー>
text by 編集部
映画「告白」をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! 中島哲也監督による衝撃作の評価、採点、レビュー。松たか子、岡田将生、木村佳乃、芦田愛菜、藤原薫、橋本愛、西井幸人ら出演。この映画の真の魅力、そしてその結末とは?
告白 あらすじ
とある中学校。終業式の日を迎え、1年B組の教室は活気に満ち溢れている。この中学校は〝中高生乳製品促進運動〟のモデル校であり、生徒たちはこの日も牛乳を口にした。担任の森口悠子(松たか子)は、生徒たちの前で「今日いっぱいで教師をやめる」と告白。それを聞いて、大半の生徒は喜びの声をあげる。森口は生徒たちの反応を気にかけず、淡々とした口調で身の上話を始める。
森口は婚約者からとある告白を受け、ショックを受けた。婚約者はHIVを患っており、彼女は彼の子供を妊娠していたのだ。森口は予定通り出産することに決める。しかし入籍はせず、シングルマザーとして子供を育てることになった。
出産後、森口は復職を果たし、娘の愛美(芦田愛菜)は、学校付近に住む年配の女性・竹中さん(二宮弘子)の自宅で預かってもらうことにする。そんなある日、竹中さんが体調を崩したため、愛美は学校の保健室で一日を過ごすことになった。その日、愛美は学校のプールで溺死体となって発見される。
警察の捜査により、事故死であると判断されたが、森口は何者かによって殺されたと確信。「犯人はこの1年B組の中にいる」。森口の告白に教室は騒然。森口は愛美を殺した犯人をすでに突き止めていた。表向きは優等生だが、裏では動物虐待をしている渡辺修哉(西井幸人)、テニス部の下村直樹(藤原薫)の2人である。森口は2人の牛乳にHIV患者であるパートナーの血を混入させたと告げ、教室をあとにする…。