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告白 【ネタバレあり】あらすじ

新学期が始まった。森口に代わる新しい担任は、熱血漢の寺田 (岡田将生)である。犯人の1人である直樹は、HIVに感染したと思い込み、引きこもりの生活を送っている。直樹の母・優子(木村佳乃)もまた息子を気遣うあまり、心のバランスを崩していく。

ある日、寺田は直樹を心配するあまり、アポ無しで家庭訪問するも、直樹を混乱させてしまうハメに。その後、直樹はナイフで自身の手を切りつけ、コンビニの食品を血まみれにする。直樹は母に対し、愛美の殺害は修哉に強要されたからではなく、みずからの意思で行ったと告白。絶望した優子は親子心中を計画するが、直樹の反抗に遭い、殺害される。

直樹が起こした事件は、B組でも波紋を呼ぶ。北原美月(橋本愛)は、直樹のメンタルが崩壊したのは、寺田の家庭訪問が原因だとして、激しく糾弾。寺田は退職に追い込まれるのだった。

もう1人の犯人である修哉は、新学期になっても休まずに登校しているが、壮絶ないじめを受けていた。美月はクラスで唯一いじめに加担していないことから、迫害を受けており、ある日、クラスメイトから修哉とのキスを強要される。

数日後、修哉は美月を呼び出し、HIVの陰性証明書を見せる。美月は、そもそも、牛乳に血液を混ぜたという森口の告白が虚偽であると見切っていた。修哉はいじめっ子への、復讐を企てる。カッターで自身の指を切るといじめっ子の顔にこすりつけ、リーダー格の男に突然キスをするなど、身を張って反抗。すると、修哉へのいじめはピッタリと止むのだった。

修哉の母は電気工学の優秀な研究者である。修哉が幼い頃に離婚し、現在は離れ離れに暮らしている。修哉が殺人を犯した理由は、人目を引く事件を起こして母親に注目してほしいからだった。

修哉と美月は仲を深めるが、間もなく破局が訪れる。直樹の事件に触れ「マザコン」と呟いた修哉に対し、美月は「修哉こそマザコンじゃん」とからかう。その一言に逆上した修哉は美月の首を絞め、殺害した。

修哉は母親の気を引くために、終業式の日に体育館を爆破する計画を思いつく。始業式当日。修哉は全校生徒の前で「命の尊さについて」スピーチ。感動的な内容に喝采が送られる。拍手が鳴りやまない中、修哉は「なーんてね」と呟き、起爆装置を押す。しかし、爆破は起こらない。

そんな中、森口が現れる。森口は修哉の行動をすべて見透かしており、爆弾を彼の母親の研究室に置いてきたと伝える。結果、修哉は自身の手によって愛する母を殺すことになった。泣き叫ぶ修哉の前に森口が現れ、涙ながらに更生への道を説く。そして、最後に「なーんてね」と呟くのだった。

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