告白 音楽の魅力
多種多様なジャンルの音楽が使用されており、物語のムードを転調させる役割を果たしている。森口の告白が行われた直後のシーンでは、日本のロックミュージシャン・「カーリー・ジラフ」のバラードが挿入され、舞い散る桜吹雪や生徒たちの笑顔を捉えたスローモーションと組み合わさることで、情緒あふれる印象に。
岡田将生扮する熱血英語教師・寺田の授業では、「KC&ザ・サンシャイン・バンド」のファンクナンバー『ザッツ・ザ・ウェイ』に合わせてクラスのメンバーが手拍子を送り、腰をくねらせて踊る。シリアスなシーンが続く中、ミュージカルのような描写を挟み込むことで、作品の表情を豊かにする見事な例だ。
他にも「レディオヘッド」や「AKB48」の楽曲も使用されている。特に後者はミュージックビデオをダイレクトに引用しており、現実離れした物語に時代性を与えることに成功している。
主な使用楽曲
RADIOHEAD『Last Flowers』
AKB48『RIVER』
Curly Giraffe『Peculiarities』
Y.S. & The Sunshine Band『That’s The Way (I Like It)』
渋谷慶一郎『Largo(G.Hendel)』