「俳優は力仕事」
役者として心がけていることとは?
―――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
「みなさん優しい方でしたし、何と言っても、家族の役を演じるチームとは、良い意味で絶妙な距離感が取れました。それが良い雰囲気につながったのだと思います。歳が離れた兄妹4人の話なわけですが、演じているうちに関係性が染み付いてきて、似てくるんですよ。
今思えば、撮影の空き時間でも、私はちょっと遥風のようにドライであったり、少し世間話をしたりといった感じで兄妹役のみんなに接していました」
―――森田さんには、実際、ご兄妹は?
「3つ上の兄がいます。普通に仲がいいですよ。この間は、初めて一緒に買い物に行きました。ようやく兄がファッションに目覚めたので、洋服を買いに付き合ったんですよ(笑)」
―――微笑ましいですね~。
「だから、今回の作品でも兄妹の中における妹役はやりやすかったですね。実体験が活きますし、遥風とは兄への接し方が、ちょっと似ているかもしれません。ぶっきらぼうにおせっかいなアドバイスをするところとか(笑)」
―――俳優業を行うに当たって、日常生活や撮影中に心がけていることはありますか?
「俳優の仕事って朝早い時もあれば夜遅くなることもある、基本的に力仕事だと思っているんですね。だから、食べたいものを食べています。今日もさっき、大好きなジャンクフードである、ポテチとコーラを口にしてきました(笑)。
あと、撮影中の待機時間には、何かしら考え事はしていますね。それが何のことなのかは、その時々ですが。だから、何か特定のアイテムを使ったり、ルーティーン的に行っていることがあるわけではありません」
―――いよいよ、映画公開となるわけすが、読者へメッセージを!
「ぜひ、映画館で観てほしいです! 映画館って、例えば行くまでの道中や、観終わった後に乗る電車の中での余韻…。そういった全ての工程を特別なものにしてくれる娯楽と思うんですね。
この作品は、狭い町におけるある家族・兄妹模様を描いています。兄妹一人ひとりに違う考えがあって、みんなそれぞれもがいている。そんな、実はどこにでもある日常を感じてほしいです。ちなみに、私の推しキャラは、熊野善啓さん演じるお兄ちゃんの啓介です。彼のカッコいい場面は必見ですよ~(笑)」
(取材・文:ZAKKY)
<ヘアメイク>
木場美南(Waremocow)
<スタイリスト>
入山浩章
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