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“原作よりも面白い”と断言できるワケ。続編匂わせも? 映画『東京リベンジャーズ2 決戦』、6つの改変点を徹底考察

text by ZAKKY

人気漫画『東京リベンジャーズ』の実写版映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編–決戦』が公開中だ。本作で描かれるのは、原作で屈指の人気を誇り、最も泣けるエピソード。今回は、シリーズの最終編と言える本作を原作との改変ポイントに着目して考察していく。(文・ZAKKY)【あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー】

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『東京リベンジャーズ』とは?

冴えないヤンキーであった20代の主人公・タケミチ。彼が10代のころ、交通事故で亡くなった元彼女・ヒナの死と、その原因ともなった暴走族「東京卍會(東卍)」と敵対する「芭流覇羅(バルハラ)」との抗争を防ぐために、ヒナの弟である刑事・ナオトの特殊能力により、現代と過去をタイムリープする、ヤンキーファンタジーである。

【主な登場人物】

・花垣武道 本作の主人公。タイムリープし、東京卍會に加入。演:北村匠海
・佐野万次郎(マイキー) 東京卍會総長。演:吉沢亮
・龍宮寺堅(ドラケン) 東京卍會副総長。演:山田裕貴
・三ツ谷隆 東京卍會弐番隊隊長。演:眞栄田郷敦
・羽宮一虎 芭流覇羅のNo.3。元東京卍會創設者の一人。演:村上虹郎
・場地圭介 東京卍會前壱番隊隊長。演:永山絢斗
・松野千冬 東京卍會前壱番隊副隊長。場地の弟分。演:高杉真宙
・半間修二 芭流覇羅副総長。敵役。演:清水尋也
・稀咲鉄太 芭流覇羅の陰の創始者であり、現在は東京卍會参番隊隊長。バルハラを利用し、東卍を乗っ取ろうとしているこの物語、最大のヴィラン。演:間宮祥太朗

裏の主人公は永山絢斗扮する場地圭介!?

俳優・北村匠海
主役のタケミチを演じた北村匠海Getty Images

前作『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編–運命』の後半にて登場し、「俺はバルハラに入る!」と宣言した東卍壱番隊隊長・場地圭介。今作では、彼が主人公と言っても過言ではない。

まずはあらすじから見ていこう。場地はなぜ、敵対チーム・バルハラに入ったのか? それは、同じく元東卍の仲間・羽宮一虎の存在に起因する。

一虎は、過去にマイキーにプレゼントするため、場地と共にバイク店に盗みに入る。すると、店内でオーナーと出くわしてしまい、思わず背後から鈍器で殴ったところ、死亡させてしまうという大惨事が起こる。

場地はオーナーの顔を見て驚愕する。なんと、その人物はマイキーの兄だったのだ。

「そんな人物とは知らずにやった、殺すつもりはなかった」と狼狽える一虎。逮捕される際、一虎はマイキーが仲間である自分のことを少しは庇ってくれると思っていた。しかし、マイキーは冷たくあしらった。このことから、一虎はマイキーに裏切られたと感じ、人を信じることができなくなる。

一方の場地はマイキーの兄に手を出していないものの、自分は逮捕されなかったことに負い目を感じていた。まず、場地と一虎には以上のようなバックボーンがある。

そして、東卍の一員であり、バルハラともつながっている稀咲鉄太の策略により、一虎は出所後、バルハラの一員となる。場地はそんな一虎を取り戻すべく、周囲には本音を言わずに、バルハラに加入する。

そんな場地の思惑は知らずに、マイキーたち東卍はバルハラから場地を取り返そうと、ハロウィンの日にバルハラとの全面戦争に突入する…。

これが後に、「血のハロウィン」と呼ばれる抗争へのいきさつである。今作は、「血のハロウィン」で起こった最悪の事態を止めるため、タケミチが再び過去へとタイムリープするところから始まる。

次のページからは、上記のようなあらすじを持つ本作を、原作との改変点に着目してレビューしていこう。

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