宮崎駿が描く「究極の愛」とは? 実は怖い話? 映画『崖の上のポニョ』徹底考察。こだわり抜かれた演出、歌と都市伝説も解説
text by 編集部
映画『崖の上のポニョ』をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で解説。宮崎駿のこだわりが詰まった一本。元ネタとなった寓話とは? 宗介(そうすけ)の母・リサは実は死んでいる? 監督が伝えたいこととは? その魅力と結末を多角的な視点から明らかにする。 <あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー>
崖の上のポニョ あらすじ
海の女神である母・グランマンマーレと、魔法使いの父・フジモトに育てられてた魚の女の子・ポニョ。
ある日、ポニョがクラゲに乗って家出をすると、海岸に落ちている瓶に頭がはまって動けなくなってしまう。そこへやってきた好奇心旺盛な5歳の少年・宗介がポニョを助けると、そのまま連れていき、ポニョは宗介に飼われることになる。
やがてポニョは優しい宗介を好きだと言い、宗介もポニョを好きだと言う。一方、ポニョがいないことに気づいた父・フジモトはポニョを追いかけ、海底に連れ戻してしまう。