第7話『予知る(しる)/美しき妻の愛した恐怖の殺人装置』
食品加工会社の社長・菅原(塚地武雅)は、妻の静子(深田恭子)と結婚したばかりでありながら、飲み屋で知り合った冬美(桜井千寿)と浮気をしていた。ある日、菅原は大学の後輩の峰村(戸次重幸)と自宅で飲んでいると、冬美から電話が入る。冬美は、向いのマンションの一室におり「結婚してくれないなら死ぬ」と告げ、菅原が窓越しに見つめる中、ロープで首を吊って自殺をした。
その後、菅原は静子にも逃げられ、多額の慰謝料によって身を滅ぼすハメに。一連の悲劇の裏には不思議な現象があった。菅原によると、冬美が自殺する1週間前に、同じ部屋で女性が首を吊るのを目撃していたという。彼はそれを友人にも話していた。菅原は冬美の死を予知していたのか、それとも…。湯川と内海が事件について調べると、意外な事実が明らかになっていく…。
犯人を演じたのは深田恭子
第7話の犯人役は、菅原の妻・静子を演じた深田恭子。彼女はロボット工学者の峰村と共謀して、冬美の殺害を計画。冬美は菅原をビビらせるために、峰村の知恵を借りて狂言自殺を行うことに。死ぬつもりはなかったが、峰村の策略によって命を落とすことに。菅原が冬美の死の1週間前に見たのは、峰村の指示のもと、冬美が狂言自殺の予行練習をしている光景であった。
静子は用なしになった峰村を殺し、悪女っぷりを見せつける。しかし、湯川の推理によってあえなく逮捕となった。