映画『女優霊』本物の霊が映ってる…!? 観たら呪われるやばいラストシーンを考察<あらすじ 解説 評価 レビュー>
映画「女優霊」を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! 柳ユーレイ、白島靖代、石橋けい、大杉漣、菊池孝典ら出演。『リング』を世に送り出したジャパニーズ・ホラーの旗手・中田秀夫監督の劇場デビュー作であるこの映画の真の魅力、そして結末とは?
映画『女優霊』のあらすじ
駆け出しの映画監督である村井(柳ユーレイ)は、デビュー作の準備に取り掛かる。村井は今回の作品で、新人女優の沙織(石橋けい)をブレイクさせようと思っている。中堅女優のひとみ(白島靖代)も出演者の1人であるが、彼女は事務所とトラブルを抱えていた。ひとみの事務所の社長はクレームを伝えにリハーサル現場を訪れ、ひとみに御守りのようなものを渡して、帰っていった。
カメラテストが終わり、村井とスタッフは映写室で映像をチェックする。すると、カメラテストの模様は少ししか映っておらず、途中からは誰が撮ったのかもわからない、古い映像が延々と映し出される。節約のため、古いフィルムを使いまわしたことに起因するトラブルであった。村井は古い映像に既視感を覚える。それは子供の頃に観たホラー映画に似ていた。