実写版の真骨頂は仙水編で発揮される
もし第2シリーズが制作されるとしたら、冒頭で触れた「魔界の扉編(仙水編)」が描かれることは既定路線であるように思える。「暗黒武術会」編がガチガチのバトルものであるとしたら、人間の業や「善悪とは何か?」といった哲学的な問題を描いた「魔界の扉編(仙水編)」こそ、実写版の題材としては最適。
むしろ、月川監督は「魔界の扉編」を次作として作り上げたいから、今作を布石として完成させたのでは?といった勝手な妄想もしてしまう次第だ。
何はともあれ、秀逸な実写版を手がけた月川監督に、アニメ版の主題歌における伝説の名フレーズを借りて「ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます!」と言い放ち、レビューを閉じよう。
(文・ZAKKY)
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