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タイプの違った3人のイケメンの進化に注目

映画『ゆとりですがなにか』
映画ゆとりですがなにかGetty Images

今作は主演級の豪華な俳優たちが共演。3人それぞれ違ったタイプのイケメンを味わうことができる。それもこのドラマが人気を博した理由の1つではないだろうか。

爽やかな岡田将生が演じる正和は、同僚でもある彼女に頭が上がらず、うじうじした性格。実際に自分の恋人だったらイライラしてしまう程。しかし演じ手が岡田将生なら許してしまう。

正統派の松坂桃李が演じる山路は、優しくて真面目な童貞。そんな健気な彼に癒され、ワイルドな柳楽優弥が演じるまりぶは、女たらしで子持ちの11浪だが、整った顔面に見惚れてしまう

3人が演じるキャラクター達は、全員なにかとこじらせているが、それもまた魅力の一つ。そしてもうひとつ、このイケメン達を楽しむ方法が…。

2016年に放送していたドラマ放送時は、全員29歳の設定で若者代表としてフレッシュな魅力を味わうことができた。そして10月に公開予定の映画では、30代半ばの設定で、少し熟したイケおじ予備軍と化した彼らを堪能できるのだ。

役者として脂が乗りきった名トリオの活躍をぜひ劇場で見届けてほしい。

(文・曾澤奈津美)

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