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映画『セブン』ラストの箱の中身は? 史上屈指の胸糞映画を徹底考察。グロいけど奥深い名作<あらすじ 考察 評価 レビュー>

text by 編集部
映画『セブン』の1シーン。左からモーガン・フリーマンとブラット・ピット

映画『セブン』の1シーン。左からモーガン・フリーマンとブラット・ピット【Getty Images】

セブン

3.5

●第68回 アカデミー賞
編集賞(リチャード・フランシス=ブルース)ノミネート
●MTVムービー・アワード - 最優秀悪役賞、作品賞
●ロンドン映画批評家協会賞 - 男優賞
●第22回サターン賞 - 脚本賞、メイクアップ賞

演出:
14点
脚本:
15点
配役:
15点
映像:
13点
音響:
14点

映画「セブン」を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロー、R・リー・アーメイ、ケヴィン・スペイシー出演。観客を不快にさせる演出がふんだんに盛り込まれたこの映画の真の魅力、そして七つの大罪をテーマにしたシナリオの結末とは?

映画『セブン』のあらすじ

退職間近のベテラン刑事・ウィリアム(モーガン・フリーマン)と若手刑事のデビッド(ブラット・ピット)は、殺人現場に駆けつける。現場の冷蔵庫には「暴食」という文字が書かれてある。その後、別の殺人事件が発生し現場に駆けつけると、そこには「強欲」と書かれたメモがある。

ウィリアムは一連の事件は同一人物の仕業だと判断。犯人はどうやら聖書にある「7つの大罪」を意識しているようだ。

デビッドには年若い妻・トレイシー(グウィネス・パルトロー)がいる。デビッドはウィリアムを食卓に招き、トレイシーも交えて賑やかなひと時を過ごす。

ウィリアムとデビッドは、2人目の被害者の妻と接触。彼女の協力もあり、ヴィクターという男が捜査線上に浮上する。2人は容疑者の部屋に踏み込むが、そこには手足を拘束され廃人となったヴィクターがいる。壁には「怠惰」の文字。部屋には、ヴィクターが徐々に衰弱していく様子を捉えた写真がばら撒かれており、犯人はこの日に警察が踏み込んでくるのを予め知っていたかのようだ。

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