リドリー・スコット監督の続編映画『グラディエーター2』が遂に撮影開始! 今回はルシラの息子であるルシウスが主役
裏切られたローマの将軍が、奴隷となり剣闘士の戦いを強いられ、殺された家族のため、復讐に心を燃やし戦う姿を描いた作品『グラディエーター』。全世界で5億ドル(約670億円)以上を稼ぎ、アカデミー賞で作品賞と主演男優賞を獲得した名作。その続編が遂に撮影を開始した。今回は続編『グラディエーター2』の詳細を現地のメディアを参考に紹介していく。
制作開始時期「夏には。」公開は2024年目処
映画『グラディエーター2』は、リドリー・スコット監督が2000年に発表した、俳優ラッセル・クロウ主演の映画『グラディエーター』の続編映画。この映画は、全世界で5億ドル(日本円で約670億円)以上を稼ぎ、アカデミー賞では5部門にノミネート。作品賞と、ラッセル・クロウの主演男優賞を受賞した。
そして今、そこから23年の時を経てポール・メスカル主演で続編の『グラディエーター2』が撮影開始されることが決定した。カナダのニュースメディアであるScreen Rantによると、続編である『グラディエーター2』の撮影は、俳優のポール・メスカルの舞台「欲望という名の電車」の出演に伴い2週間延期になり、現在は数カ月延期になると伝えられているようだ。
明確な開始日は明らかにしていないものの、ポール・メスカルは製作開始の見当をつけており、米Deadlineの取材では「夏には。正確な開始時期はわからないが、もうすぐだ。」と語った。
リドリー・スコット監督は、初代『グラディエーター』の公開以来、長い間温めてきた続編映画の監督に復帰。このプロジェクトは実のところ何年もかけて変化しているようで、当初の『グラディエーター2』の構想は、ラッセル・クロウ演じるマキシマスの、死後の世界を描くと言われていた。
しかし、脚本の開発を通じ、続編である『グラディエーター2』で、コニー・ニールソンが演じた、ルシラの息子であるルシウスに映画の焦点をシフトした。
映画『アンブレイカブル』(2000年)で有名な俳優スペンサー・トリート・クラークが、ルシウスを演じたが、今度はメスカルが、ルシウスを演じるようで、30年後のルシウスが皇帝として仕えることになる物語を描くと語っている。
初期の脚本案では、ルシウスが自分の親について真実を探す設定になっていたようで、そのストーリーの要素が続編の『グラディエーター2』に受け継がれるかどうかはまだ不明となっている。
しかし、ルシウスが物語の中心であることを考えると、第1作で彼の父親が本当は誰であったのかについて触れているため、この脚本の原案はどこかで使用される可能性もある。
ラッセル・クロウは残念ながら、続編の『グラディエーター2』には戻らないことを明言したようで、人気俳優であるラッセル・クロウは戻ってこないが、ホアキン・フェニックスと共に、映画のフラッシュバックシーンで登場し、続編を初代の『グラディエーター』と関連付けてストーリーが進むことも可能性としてはありえる。
様々な予測が飛び交うが、内容の詳細は明らかなものではない。しかしながらリドリー・スコット監督が製作を行った、初代『グラディエーター』(2000年)や、『最後の決闘裁判』(2021年)、『ロビン・フッド』(2010年)などといった壮大な映画になることは間違いなさそうだ。
映画『グラディエーター2』の詳細は、製作が近づくにつれ、2024年の公開を視野に入れながら徐々に発表される予定だ。今後もその動きを映画チャンネルで追っていく。
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