『サンダーボルツ*』の脚本家が語る裏エピソード!当初はバロン・ジモが黒幕だった? 脚本家が出演カットの理由を語る

text by 編集部

マーベル映画『サンダーボルツ*』に、実はバロン・ジモが登場する案が存在していたことが脚本を務めたエリック・ピアソンにより明かされた。当初はルイス・プルマン演じるセンチュリーの代わりにジモが敵役になる予定だったというが、物語との相性を考慮し、登場は見送られたという。(文・編集部)

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ジモが真のヴィランのはずだった

サンダーボルツ*【Getty Images】
サンダーボルツ*【Getty Images】

 コミック版の『サンダーボルツ*』では、アベンジャーズとファンタスティック・フォーが姿を消した世界で、バロン・ジモがその状況を好機と見てヴィランたちを招集するという物語が描かれた。表向きにはヒーローを名乗りながらも、裏では陰謀を巡らせる彼らのリーダーとして、ジモが存在していたのだ。

『サンダーボルツ*』の脚本家エリック・ピアソンが海外メディアのインタビューで明かしたところによると、ダニエル・ブリュール演じるバロン・ジモは、ある時点では本作の『真のヴィラン』として登場する予定だったという。

 しかしピアソンは、こうしたジモのアイデアは「1つの脚本段階でのみ生きて、すぐに消えていった」と語る。その理由について、「本作ではイェレナを中心に、彼女を軸に集まるメンバーの成長と関係性を描きたかった。ジモはその物語には合わなかった」と説明している。

 どうやらジモはコミックではチームの創設者として重要な存在である一方で、今回の映画が描こうとした物語にはそぐわなかったようだ。

(文・編集部)

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