イーサン・ホークがペドロ・アルモドバルと初タッグ。映画『Strange Way of Life(原題)』カンヌでお披露目
俳優のペドロ・パスカルとイーサン・ホークがW主演を務めるペドロ・アルモドバル監督の新作映画『Strange Way of Life(原題)』が、カンヌ国際映画祭で公開されることが決定した。監督曰く、同作は西部劇であり、男性2人のラブストーリーでもあるという。早速現地のメディアを参考に、その詳細を確認していく。
カンヌ国際映画祭で公開の新作についてペドロ・アルモドバル監督が明かす
映画『パラレル・マザーズ』(2021)や『ボルベール 帰郷』(2006)といった作品を世に送り出したペドロ・アルモドバル監督は、映画業界で、常に映画製作の可能性の限界を押し広げてきた一人。
米colliderによると、今回カンヌ映画祭で公開決定した彼の最新の短編映画『Strange Way of Life(原題)』の内容は、『ブロークバック・マウンテン』(2005)を彷彿とさせる西部劇映画で、2人の男性のラブストーリーを中心に描かれる予定だという。
ラブストーリーであることや西部劇であること以外、この映画の内容はほとんど明らかにされていないのが現状。アルモドバル監督は、「『Strange Way of Life(原題)』はカンヌ国際映画祭に出品されるため、観客が同作を鑑賞できるのは、カンヌ国際映画祭での公式上映が初めての場となるだろう」と語った。
さらに「この映画は、2人の男性が登場し、お互いを愛し合っているというクィアウェスタンです。そういう深い意味での男らしさについて描いています。また、西部劇の多くの要素を持っており、ガンマンもいれば、牧場もあれば、保安官もいます。ほとんどの西部劇にない部分としては、2人の男の間の対話です」とも語ったようだ。
俳優のペドロ・パスカルや、イーサン・ホークがこの手のジャンルの映画に挑戦するのは、大変興味深い。今後も映画チャンネルでは、ペドロ・アルモドバル監督の新作の動向を追っていく。
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