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クリント・イーストウッド最後の監督作? 進行中の映画『Juror #2(原題)』の内容とキャストは?

text by 編集部

60年以上に渡り俳優、また映画監督として、合計50本近くの作品を発表してきたクリント・イーストウッドが、映画界で伝説的とも言えるそのキャリアに、いよいよ終止符を打つことになるかもしれない。今回は現地のメディアを参考にその詳細について確認していく。

クリント・イーストウッドいよいよ引退か?

米colliderによると、60年以上に渡り、俳優、また映画監督として、合計50本近くの作品を発表してきたクリント・イーストウッド。彼の最後の作品と呼ばれている、映画の製作プロセスを現在進めているようで、この作品はワーナー・ブラザーズで製作される予定と報じられている。

映画『許されざる者』(1992)、『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)で監督賞と作品賞を受賞した他、映画『ミスティック・リバー』(2003)、『硫黄島からの手紙』(2006)や、女優アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『チェンジリング』(2008)でアカデミー賞にノミネート。

2008年に映画『グラン・トリノ』が公開されて以来、クリント・イーストウッドは、ワーナー・ブラザーズの専属監督として、映画『インビクタス/負けざるものたち』(2009)、『ハドソン川の奇跡』(2016)、『アメリカン・スナイパー』(2014)、『リチャード・ジュエル』(2019)などを監督。最新作である映画『クライ・マッチョ』は、2021年9月にHBOMaxと、ワーナー・ブラザーズ配給で公開された。

クリント・イーストウッドが、最後に手掛ける作品とされている映画は『Juror #2(原題)』というタイトルの法廷スリラー作品。同作は、殺人事件の裁判に参加した陪審員が、もしかすると自分自身が犯人かもしれないと気付き、自首をするか、陪審員を操りその罪を逃れるか、究極のジレンマに悩む、というストーリーになると報じられている。

本作には『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のニコラス・ホルトと『ヘレディタリー/継承』のトニ・コレット(ふたりは『アバウト・ア・ボーイ』で共演している)が出演するとされており、主人公の陪審員役をニコラス・ホルトが務める可能性がある。トニ・コレットの演じる役柄については明らかになっていない。

クリント・イーストウッドは、本作の脚本・監督を担当。映画『Juror #2(原題)』が、本当に彼の最終プロジェクトになるかについては、イーストウッド自身が引退の意思を表明していないため、未だ定かではない。

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