ホーム » 投稿 » 海外映画 » 劇場公開作品 » 『ゲット・アウト』『セッション』の【ブラムハウス】最新作! 『ソフト/クワイエット』冒頭2分映像解禁

『ゲット・アウト』『セッション』の【ブラムハウス】最新作! 『ソフト/クワイエット』冒頭2分映像解禁

text by 編集部

『ゲット・アウト』『セッション』のブラムハウスが放つ、“異次元”の映像体験と“人間の恐怖”を暴く、驚愕の全編ワンショット“体感型”極限クライム・スリラー『ソフト/クワイエット』が5月19日(金)より公開される。この度、本作の“何かがおかしい?”冒頭2分間映像が解禁された。

ごく普通の女性たちが怪物化し
平凡な日常が惨劇に変わる…。

© 2022 BLUMHOUSE PRODUCTIONS LLC All Rights Reserved

世界中の映画ファンの熱烈な支持を得ている、ホラー&スリラー界のトップブランド、ブラムハウスが新たに放つ本作は、大胆な撮影手法とセンセーショナルなテーマを融合させた衝撃的な問題作。92分の全編をワンショットで映像化し、アメリカで社会問題化しているヘイトクライム(憎悪犯罪)の狂気をえぐり出す。

マイノリティーへの偏見を持つ白人女性たちが、あるトラブルをきっかけに思わぬ方向へと転じ、絶叫が飛び交い、暴力が炸裂する怒濤の急展開で観る者を釘付けにする。この上なくリアルな没入感と息づまる緊迫感に圧倒されずにいられない体感型クライム・スリラーである。

この度解禁された本編冒頭2分間の映像では、閑静な田舎町にある幼稚園で、園児が親の迎えを一人で待つシーンから始まる。そこへ、すらりとした長身と金髪のロングヘアが人目を引く白人の先生が現れ、一緒に親を待つことに。先生は、これから行われる会合で友達にサプライズで持っていくパイを生徒に見せたり、初めて作ったという絵本を読まして上げるなど、どこにでもある和やかな風景が映し出される。

そこへモップ掛けをしようとする有色人種の清掃員が現れ校舎に入っていったことから雰囲気は一変。「あぶないから、生徒が帰るまでモップ掛けはするな」と言ってきてと、先生自らではなく、園児から清掃員に対して注意するように促す。「男の子なんだから勇気を出して、自分を守るために闘うの」と。なぜ、先生自ら注意しにいかないのかなど、戸惑いを隠せない園児の表情が映し出される。不気味に歩み寄るカメラワークや、やたらと音が大きく聴こえる清掃道具を運ぶ車輪の音などが相まって、不穏で違和感が残る冒頭シーンとなっている。

“異次元”の映像体験と“人間の恐怖”が驚愕の90分ワンカットで描かれる、アメリカで社会問題化しているヘイトクライム(憎悪犯罪)の狂気をえぐり出す極限クライム・スリラー『ソフト/クワイエット』は5月19日(金)より全国ロードショー。

【冒頭2分映像】

【STORY】

とある郊外の幼稚園に勤める教師エミリーが、「アーリア人団結をめざす娘たち」という白人至上主義のグループを結成する。教会の談話室で行われた第1回の会合に集まったのは、主催者のエミリーを含む6人の女性。多文化主義や多様性が重んじられる現代の風潮に反感を抱き、有色人種や移民を毛嫌いする6人は、日頃の不満や過激な思想を共有して大いに盛り上がる。

やがて彼女たちはエミリーの自宅で二次会を行うことにするが、途中立ち寄った食料品店でアジア系の姉妹との激しい口論が勃発。腹の虫が治まらないエミリーらは、悪戯半分で姉妹の家を荒らすことを計画する。しかし、それは取り返しのつかない理不尽でおぞましい犯罪の始まりだった……。

【作品情報】

監督・脚本:ベス・デ・アラウージョ(長編デビュー)
出演:ステファニー・エステス、オリヴィア・ルッカルディ、エレノア・ピエンタ、メリッサ・パウロ、シシー・リー、ジョン・ビーバース
2022 年/アメリカ/英語/92 分/16:9/5.1ch/原題:soft&quiet/日本語字幕:永井歌子/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム/G
© 2022 BLUMHOUSE PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト

5月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

【関連記事】
原作と正反対のラストとは? 映画『ノック 終末の訪問者』の考察と評価。M・ナイト・シャマランの現在地【前編】
根本的に新しい演出とは? 映画『ノック 終末の訪問者』の考察・評価。M・ナイト・シャマランの現在地【中編】
賛否両論のラストを深掘り考察。映画『ノック 終末の訪問者』から紐解く、M・ナイト・シャマランの現在地【後編】