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心に染み渡るアコースティックギターの旋律ー音楽の魅力

ジョニー・デップ(左)、母親役のダーレン・ケイツ(中央)、レオナルド・ディカプリオ(右)
ジョニーデップ左母親役のダーレンケイツ中央レオナルドディカプリオ右Getty Images

本作の音楽を手がけるのはイギリスの名ギタリスト、アラン・パーカーと、スウェーデンの作曲家、ビョーン・イスファルトだ。2人は本作に、ギターとピアノを主軸に据えたスコアを提供。ところどころでストリングスや木琴楽器の音がサンプリングされており、作品世界に静かに寄り添う染み渡るような音楽に仕上がっている。

なお、ハルストレムは、『ワンス・アラウンド』(1991年)で『タイタニック』の劇伴で知られる作曲家、ジェームズ・ホーナーに劇伴を依頼。しかし、あまりにもハリウッド然とした音楽にあまり満足せず、素朴な劇伴にするように決めたという。

また、イスファルトとは『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』以来のタッグとなるが、あまりにスウェーデン風の音楽だったため、アメリカの田舎町を舞台とする本作には合わないと感じ、パーカーにも参加を依頼したという。

本作では、パーカーのギターがイスフェルトのテーマをさらに飛躍的に高めており、見事な相乗効果を生んでいる。

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