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映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の内容

ロビン・ウィリアムズ【Getty Images】
ロビンウィリアムズGetty Images

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』では、自分の存在意義や、周囲との人間関係、自分の人生の可能性といったテーマを軸に取り扱っている。

本作では20歳の主人公、ウィル・ハンティングの秀才ぶりと、周囲の人間を凌駕する圧倒的な知的能力を描くだけではない。ウィルの心の奥に潜む問題や、トラウマのような人生の恐怖を呼び覚ます過去についても探求する。

鑑別所の出入りを繰り返すウィル(マット・デイモン)は、暴力行為が原因で保護観察下にあり、その間にMIT(マサチューセッツ工科大学)で清掃員として働いている。

大学内の黒板には、解ける者など誰もいないと思われていた方程式が書かれている。優秀な学生たちがその問題に苦戦する中、実は信じられない程の高いIQを持つウィルは、密かにその問題を解く。

その後、問題を解いたのがウィルであるとバレて、数学科教授であるジェラルド・ランボー(ステラン・スカルスガルド)に気に入られる。

ジェラルドは、ウィルの心を開こうと試みるも上手くいかず、親友でもあり大学の心理学教授のショーン・マグワイア(ロビン・ウィリアムズ)を呼ぶ。はじめウィルは、ショーンに心を開こうとせず、暴言を吐き、ショーンを粗末に扱うのだった。

しかし、徐々にその心を開き、過去のトラウマと向き合い、最終的には新しい視点から自分の人生を見つめ直すようになっていく。

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