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映画「気狂いピエロ」なぜゴダールは天才なのか? 巨匠・ゴダール入門に最適な初期代表作<あらすじ 考察 解説 評価>

text by 編集部
映画『気狂いピエロ』の1シーン。主演のジャン=ポール・ベルモンド

映画『気狂いピエロ』の1シーン。主演のジャン=ポール・ベルモンド【Getty Images】

気狂いピエロ

4

・ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門出品
・英国アカデミー賞
主演男優賞(ジャン=ポール・ベルモンド)ノミネート

演出:
18点
脚本:
8点
配役:
16点
映像:
19点
音響:
18点

映画「気狂いピエロ」を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! 巨匠・ジャン=リュック・ゴダールの最高傑作の一本にして、ヌーヴェル・ヴァーグの最高到達点。ジャン=ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナなど、豪華キャスト共演。難解な物語で知られる本作の真の魅力、そしてその結末とは?

(※配信に関する情報は2022年10月時点のもの)

『気狂いピエロ』のあらすじ

パリに住むフェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド )は、妻子を持つ身だが、満たされない日々にうんざりしていた。

ある日、友人主催のパーティに出席すると、かつての恋人・マリアンヌ(アンナ・カリーナ)と再会。2人はパーティを抜け出し、夜な夜なドライブに繰り出す。

フェルディナンとマリアンヌはヨリを戻し、マリアンヌの家で一夜を過ごす。幸福な時間を過ごす2人だったが、マリアンヌの家に侵入してきた男を殺害してしまったことで、事態は急転。2人は南に向けて逃避行をするハメに陥る。

道すがら、些細なことでぶつかり合うフェルディナンとマリアンヌ。落ち着いた環境で思索にふけるのが好きなフェルディナンドに対し、マリアンヌは刺激に満ちた生活を求めていた…。

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