『(500)日のサマー』【ネタバレあり】あらすじ
それ以降、トムはサマーの自宅を訪れ、お家デートを楽しむようになる。サマーの屈託のない笑顔やあけすけな発言に触れるにつれ、トムは彼女との心の距離が近くなっていくのを感じる。
そんなある日、2人がバーで飲んでいると、酔っ払いの男がサマーに絡んできた。迷惑そうな様子を見せるサマー。
激怒したトムは男に殴りかかるが、反撃されて顔に怪我を負ってしまう。
その日の夜、サマーはトムの身を気遣いながらも、「彼氏ではないのだから、余計なことはしないで」と告げる。しばしの口論のあと、サマーはトムに謝るが、2人の関係はあくまで友達であるという認識は変わらない。
その後も、トムとサマーの煮え切らない関係は継続するが、次第にすれ違いや口論が増えていく。そしてついに、トムはサマーから別れを告げられてしまう。サマーはトムとの関係を清算すると、職場を去り、別の会社に転職するのだった。
トムはサマーにフラれたショックで放心状態になり、仕事のミスも増える。その様子を見て心配した同僚は、トムを合コンに連れて行くが、そこでもトムはサマーのことばかりを話し、顰蹙を買うのだった。
そんな折、トムは電車の中で久しぶりにサマーと再会。その日2人は、共通の知人の結婚式に参加した。その席で、トムはサマーかパーティーに誘われ、関係再開の予感に胸を弾ませる。
週末になり、サマー主催のパーティーに顔を出すが、それは彼女の結婚発表の場であった。
サマーの指にはエンゲージリングがこれみよがしに光っている。ショックを受けたトムはその場を飛び出した。それからというもの、トムは会社を無断欠勤したり、対人トラブルを引き起こすなど、情緒不安定に陥る。トムはサマーのことを忘れるために、仕事を辞めようと思い立つ。
トムは、元々建築関係の仕事を目指していたが、挫折した過去がある。
ピンチをチャンスに変えるため、トムは再び建築業界を目指し始めた。そんな中、かつてサマーと一緒に通った店を久しぶりに訪れると、そこには彼女の姿があった。
トムはサマーに祝福の言葉を贈ると、「恋人を作らないと言っていたのに、なぜ結婚する気になったの?」と問う。サマーは「運命の人に出会った」と返し、「あなたは運命の人じゃなかった」と言う。トムは吹っ切れた顔でサマーに別れを告げるのだった。
それからしばらくが経った。相変わらずトムは、就職活動中の身である。とある企業の面接先でオータム(ミンカ・ケリー)という名の女性と親しく会話をかわし、新しい恋の予感に胸をときめかせるのだった。