映画『恋する惑星』【ネタバレあり】あらすじ
フェイはひょんなことから、663号が住んでいる部屋の鍵を入手する。663号の別れた恋人がミッドナイト・エキスプレスを訪れ、663号宛の手紙と部屋の合鍵を店主に渡していたのだ。
手紙と鍵をこっそり拝借したフェイは、家主不在の部屋に忍び込み、部屋の模様替えを行う。また、元恋人から「寄りを戻そう」という留守電が入るが、それを勝手に消去してしまう。663号は失恋の痛みから立ち直っておらず、心ここにあらずであるため、帰宅しても部屋の変化を気に留めないのだった。
663号はミッドナイト・エキスプレスに通ううちに、フェイの思いに気づき、彼女に惹かれていく。663号はフェイをデートに誘い、待ち合わせ場所のバーで到着を待つが、彼女は一向に現れない。
しばらくしてミッドナイト・エキスプレスの店長が現れた。彼はフェイから預かった手紙を663号に渡す。手紙にはフェイがカリフォルニアへ留学する旨が書かれてあり、封筒の中には飛行機のチケットが入っている。搭乗券の日付は1年後、宛先は滲んで読めない。
その日から1年が経った。アメリカの航空会社でキャビンアテンダントとして働くフェイは、久方ぶりに帰国。ミッドナイト・エキスプレスに顔を出すと、そこには663号がいる。663号は警官を辞めて、ミッドナイト・エキスプレスの店長となっていた。
663号はフェイからもらった搭乗券を取り出し、宛先が読めないと言って非難する。「どこに行きたい?」と問いかけるフェイに対し、663号は「君の行きたいところへ」と応答する。