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画期的なマルチバース表現とは? 映画『ドクター・ストレンジ』徹底考察。主人公の能力、見る順番&俳優の演技も深掘り解説

text by 編集部

演出:
14点
脚本:
12点
配役:
12点
映像:
17点
音響:
11点

映画『ドクター・ストレンジ』をあらすじ(ネタバレ)、演出、脚本、配役、映像、音楽の項目で徹底解説。ベネディクト・カンガーバッチ、マッツ・ミケルセンが出演。カマー・タージのメンバー・モルドなどサブキャラも充実。本作で初登場のMCU重要ワード「マルチバース」の演出方法とは? <あらすじ キャスト 考察 評価 レビュー>

『ドクター・ストレンジ』あらすじ

ベネディクト・カンバーバッチ
ストレンジ役のベネディクトカンバーバッチGetty Images

外科医のスティーヴン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、ニューヨークの病院に勤めている。ゲームに興じながら難易度の高い手術を成功させるなど、天才的な腕を誇る反面、傲慢な性格であるため、同僚からは嫌われている。

ある日、ストレンジは運転中に事故を起こし、生死をさまよう。一命は取り留めたものの、両手に後遺症を負い、外科医としてのキャリアが断たれてしまう。突然の悲劇に見舞われ、ストレンジは自暴自棄な日々を送る。

ストレンジの同僚であり、恋仲でもあるクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)は、根気強く彼を励ました。ストレンジはクリスティーンに勧められ、下半身不随を克服したパングボーン(ベンジャミン・ブラット)という男の元を尋ねる。

パンクポーンによると、「カマー・タージ」という神秘家の集いに参加したことが、回復のきっかけだという。ストレンジは「カマー・タージ」の活動の地であるネパールに飛んだ。

到着早々、ストレンジは街で強盗に襲われるが、修行僧のモルド(キウェテル・イジョフォー)に救われる。モルドは「カマー・タージ」の一員であった。

ストレンジはモルドの手引きで「カマー・タージ」のアジトに足を踏み入れると、総領であるエンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)と面会。不思議な力に導かれ、内面世界を旅したストレンジは弟子入りを志願するが断られてしまう。諦めがつかないストレンジは、門の前で座り込みを行い固い意志を見せる。

奇しくもその頃、「カマー・タージ」は闇の勢力との戦いに備えており、新しい戦力を必要としていた。モルドの説得も手伝い、ストレンジは晴れて「カマー・タージ」の一員として迎え入れられることになった。

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