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『道』【ネタバレあり】あらすじ

映画『道』のワンシーン
映画道のワンシーンGetty Images

イル・マットとザンパノはもともと知り合いだったが、馬が合わず険悪な雰囲気だった。イル・マットはザンパノをからかう一方、ジェルソミーナにはラッパを教える。

そんな中、イル・マットについに我慢ができなくなったザンパノは、ナイフを持って彼を追いかけ回す。事件を聞きつけた警察が駆けつけると、ザンパノは逮捕されてしまった。

この一件により、サーカス団は街を立ち退くことになり、イル・マットとザンパノは解雇されてしまう。また、ジェルソミーナもサーカス団から抜けることになり、途方に暮れていた。

イル・マットはジェルソミーナに相棒にならないかと誘うが、ザンパノがジェルソミーナに好意を寄せていることがわかると、イル・マットはジェルソミーナをオート三輪に乗せて警察署へ送り届け、立ち去った。

また2人で旅をすることになったジェルソミーナとザンパノ。

ある日、2人はイル・マットと再会するが、彼を恨んでいたザンパノは、突然殴りかかると、イル・マットは頭をぶつけそのまま亡くなってしまう。

ショックを受けて正気を失ってしまったジェルソミーナは、大道芸のアシスタントも務められなくなる。そんな彼女を持て余したザンパノは、眠ったジェルソミーナを置き去りにした。

数年後、大道芸を続けていたザンパノは、ある海辺のまちにたどり着くと、そこに住む娘が悲しい歌を口ずさんでいるのを耳にする。

ザンパノが娘にたずねると、数年前にやってきた、頭のおかしい女がいつもラッパで吹いていた曲だと言う。その女はその娘の家でめんどうを見てもらい、やがて亡くなったということだった。

その夜、やるせない気持ちになったザンパノは酒に逃げ、酔っ払って大暴れする。海にたどり着いたザンパノは、砂浜に倒れこむと、1人で泣き崩れるのであった。

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