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トラウマ必至の9分間…ラストシーンの意味は? 映画『アレックス』徹底考察。グロすぎて退場者続出の問題作を深掘り解説

text by 編集部
映画『アレックス』イラスト:naomi.k

映画『アレックス』イラスト:naomi.k

アレックス

3

ストックホルム国際映画祭-作品賞

演出:
12点
脚本:
13点
配役:
15点
映像:
14点
音響:
12点

映画「アレックス」の【あらすじ】、【ネタバレありあらすじ】を紹介。ギャスパー・ノエ監督作品。モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル、アルベール・デュポンテル、ジョー・プレスティアら出演。エンディングからの逆回し、衝撃のレイプシーン…。波紋を呼んだ問題作の結末とは…。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー〉

アレックスのあらすじ

モニカ・ベルッチ
モニカベルッチGetty Images

本作は時系列が逆転しており、ラストシーンが冒頭に示され、ファーストシーンは最後に示される。

舞台はフランスの地方都市。暗い部屋で2人の裸の男がベッドに横たわり、雑談を交わしている。男の1人は元肉屋であり、実の娘を犯した罪で捕まったことがあると告げる。さらに「時はすべてを破壊する」という不可解な言葉を吐く。外は救急車のサイレンがけたたましく鳴っている。

近くのゲイクラブから、2名の男が担架に運び出される。男の1人はマルキュス(ヴァンサン・カッセル)という名を持ち、片方の腕から血を流している。程なくして、マルキュスの友人であるピエール(アルベール・デュポンテル)が警察に連行される。

マルキュスは荒々しい足取りでゲイクラブに入り、「テニア」という名前の男を探し回る。ピエールはマルキュスを制止するが、マルキュスは耳を貸さない。

やっとテニアらしき男を見つけ殴りかかるも、逆に腕を折られてしまう。逆上したマルキュスは鈍器を使って反撃し、男の顔を破壊。しかし、不幸なことにその男は全く無関係であり、復讐の相手であるテニアはその様子を離れた場所で見ているのだった…。

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