エンドロールの後の予告について
ラストシーンでマダム・ウェブは爆発の衝撃で海に転落してしまい、その結果として視力を失い、車椅子生活を強いられることになるが、この展開は原作コミックのマダム・ウェブの設定であり、次回作への伏線であると考えられる。
本作は後のスパイダーマンであるピーター・パーカーの誕生も描いている。
本作は2003年を舞台にしているが、映画会社であるソニーは2025年にスパイダーマンの新作映画の公開を予定している。そうすると、2025年公開予定の新作映画では、成長した22歳のピーターがスパイダーマンとして活躍し、更にマダム・ウェブとスパイダーウーマン3人が共闘する、という熱い展開が待ち構えていることが考えられる。
またラストシーンではマダム・ウェブの未来予知として、少女3人がスパイダーウーマンとして活躍する未来が描かれていたが、この姿こそが未来でピーター・パーカーと共闘しているシーンなのかもしれない。
本作はアクション映画ではなく、サスペンス映画として描かれているため、少し好みが分かれてしまうかもしれない。とはいえ、マダム・ウェブが未来予知を繰り返しながら、一歩ずつ希望ある未来へと歩みを進める姿には、心打たれるものがあったのも事実である。
(文・ニャンコ)
【作品情報】
タイトル:『マダム・ウェブ』
原題:MADAME WEB
監督:S・J・クラークソン
出演:ダコタ・ジョンソン、シドニー・スウィーニー、イザベラ・メルセド、セレステ・オコナー、タハール・ラヒム、エマ・ロバーツ、アダム・スコット
コピーライト:© & TM 2024 MARVEL
2024年/アメリカ映画/1時間56分/レーティング G
公式サイト