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グロとユーモアの融合が最高…! 映画『ファーゴ』はなぜ名作? タイトルの意味と実話の真相を徹底考察。ドラマとの違いも解説

text by 編集部
映画『ファーゴ』の象徴的な1シーン。フランシス・マクドーマンド

映画『ファーゴ』の象徴的な1シーン。フランシス・マクドーマンド【Getty Images】

ファーゴ

3.5

第69回アカデミー賞
主演女優賞(フランシス・マクドーマン)、脚本賞(ジュエル・コーエン、イーサン・コーエン)

第49回カンヌ国際映画祭
監督賞(ジュエル・コーエン)

演出:
14点
脚本:
17点
配役:
13点
映像:
12点
音響:
12点

映画「ファーゴ」をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で解説。コーエン兄弟の代表作。フランシス・マクドーマンド、スティーヴ・ブシェミらが出演。実話に見せかけた作り話である本作は面白い? つまらない? この映画の真の魅力、そしてその結末とは? <あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

『ファーゴ』のあらすじ

舞台は1987年のアメリカ。ミネソタ州・ミネアポリスで自動車販売の営業として働くジェリー(ウィリアム・H・メイシー)は、多額の借金を抱えていた。

ジェリーは、実家が裕福な妻ジーンの父ウェイド(ハーヴ・プレスネル)からお金を借りようとするも、断られてしまう。困り果てた彼は、妻・ジーン(クリステン・ルドルード)を偽装誘拐し、ウェイドから8万ドルの身代金を奪う計画を立てる。

さっそくジェリーは整備士のシェプに紹介されたチンピラ2人組、カール(スティーヴ・ブシェミ)とゲア(ピーター・ストーメア)に報酬として店から盗んだ車1台と身代金の山分けを条件に妻の誘拐を手伝わせることに。

しかし計画を実行する前に、以前からウェイドに持ちかけていた投資話がまとまり、大金を得られる算段がつく。ジェリーは2人に犯行の中止を伝えようとするが、電話が繋がらない。

その後、うまくいきそうだった投資話も、ウェイドに利益を奪われてしまったため、そのまま誘拐計画を実行することとなる。

2人はジェリーの家に侵入し、ジーンを誘拐することに成功。アジトに向かう2人だったが、ナンバープレートを付け忘れていることに気づかず、路上でパトロールしていた警官に停車を命じられる。そこでゲアは車内から警官を射殺し、それを目撃した一般人も殺してしまうのだった…。

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