影響を与えた日本映画は? ベーグルが示す意味は? アカデミー賞受賞作『エブエブ』考察&評価。石のシーンと泣ける理由も解説
text by 編集部
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
3.5
- 原題:
- Everything Everywhere All at Once
- 製作年:
- 2022年(アメリカ合衆国)
- 監督:
- ダニエル・クワン, ダニエル・シャイナート
- 脚本:
- ダニエル・クワン, ダニエル・シャイナート
- 撮影:
- ラーキン・サイプル
- 音楽:
- サン・ラックス
- 配給:
- A24, Gackt
- 上映時間:
- 140分
第95回アカデミー賞
―作品賞
―監督賞
―助演男優賞
―助演女優賞
―脚本賞
―編集賞
ゴールデングローブ賞 映画部門
―主演女優賞(ミュージカル・コメディ)
英国アカデミー賞
―編集賞
ニューヨーク映画批評家協会賞
―助演男優賞
アメリカ美術監督組合賞
―ファンタジー映画部門
サテライト賞
―編集賞
放送映画批評家協会賞
―オリジナル脚本賞
―編集賞
全米映画俳優組合賞
―主演女優賞
―キャスト賞
全米製作者組合賞
―劇場映画賞
ヒューゴー賞
—ドラマチック・プレゼンテーション(長編)部門
クリティクス・チョイス・ムービー・アワード
―作品賞
―監督賞
- 演出:
- 14点
- 脚本:
- 16点
- 配役:
- 16点
- 映像:
- 14点
- 音響:
- 13点
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』をネタバレあらすじに加え、演出、脚本、配役、映像、音楽の5つの視点から分析。マルチバースの基となったアイデア、引用元となった作品を解説。複雑な構成をもつ本作は面白い? つまらない? 多角的な視点で明らかにする。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のあらすじ
中国からアメリカへと移住した中年女性エヴリンは、コインランドリーの経営難や、娘・ジョイの反抗期や同性愛、父親・ゴンゴンの介護、夫・ウェイモンドとの離婚危機など様々なトラブルを抱えていた。
ある日、国税局から監査が入り、コインランドリーが差し押さえの危機に陥る。夫・ウェイモンドとエヴリンが国税庁を訪れると、ウェイモンドは突然、自分は別の宇宙からやってきたアルファ:ウェイモンドだと名乗る。
アルファ:ウェイモンドの指示で、エヴリンは咄嗟に別世界へとワープする❝バースジャンプ❞を行い、国税庁の職員ディアドラから逃げ切るのだが…。