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『ローマの休日』ネタバレあり【あらすじ】

映画『ローマの休日』オードリー・ヘプバーン
映画ローマの休日オードリーヘプバーンGetty Images

翌朝、王女の失踪に気づいた宮殿は大騒ぎになっていた。ジョーは新聞の写真によってアンの正体を知って驚くが、またとない大事件をスクープにしようと、アパートを出た彼女の後をつける。

一方、王室の束縛から解放されたアンは、美容院で長かった髪の毛をショートにしたり、スペイン広場でジェラートを食べたりと、今まで経験したことのない自由を満喫していた。

そこに偶然を装ってやってきたジョーはアンに近づくと、ローマを案内することを提案する。

2人はスクーターに乗り、ローマを廻った。嘘つきが手を入れると、その手を食いちぎられるという“真実の口”を訪れ、夜になるとダンスパーティーに参加した。冗談を交わし、ダンスを踊り、2人は徐々に親密になっていった。

しかしそこで張り込んでいた王室の王女探索部隊に見つかり、アンが連れ去られそうになる。追っ手から逃れるため、2人は川に飛び込んで逃げると、見つめあってキスをした。

ジョーの自宅に戻った2人は、ラジオのニュースで、国民が王女の安否を心配していることを知る。アンは自分が王女である自覚を取り戻し、ジョーに別れを告げ、大使館に戻ることを決意する。

ジョーはそんなアンを車で大使館まで送るが、2人はお互いの気持ちを隠し、最後のキスをして別れた。

ジョーは王女のスクープのために撮っていた写真を記事にしないと決め、こっそり隠しどりをしていた仲間のアーヴィングを説得する。

翌日、延期されていた王女の記者会見が行われた。アン王女は、記者として訪れたジョーとアーヴィングの姿を見て、初めてジョーの正体を知ることになる。

大勢いる記者のうちの1人が「一番印象に残った訪問地はどこですか?」と質問すると、アン王女は「ローマです」と答えた。

会見が終わると、アーヴィングはこれまで撮影した写真をアン王女に手渡した。ジョーは王女が目の前に来ても、軽い挨拶しか買わせず、アン王女は会見場を去る。

他の記者がいなくなる中、1人広間に取り残されたジョーはゆっくりとした足取りでその場を去るのだった。

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