元ネタとなった衝撃の実話とは…? ホラー映画の金字塔 『悪魔のいけにえ』徹底考察。グランパの正体とこだわりの演出も解説
text by 編集部
マリリン・バーンズ演じるサリー【Getty Images】
悪魔のいけにえ
3.5
- 原題:
- THE TEXAS CHAIN SAW MASSACRE
- 製作年:
- 1974年(アメリカ)
- 監督:
- トビー・フーパー
- 脚本:
- トビー・フーパー, キム・ヘンケル
- 撮影:
- ダニエル・パール
- 音楽:
- ウェイン・ベル
- 配給:
- ブライアンストン・ピクチャーズ
- 上映時間:
- 83分
- 出演:
- マリリン・バーンズ, アレン・ダンジガー, ポール・A・パーテイン
1974年度ロンドン映画祭
(最優秀賞受賞作品)
1974年度〜BBC最重要注意作品
- 演出:
- 15点
- 脚本:
- 12点
- 配役:
- 13点
- 映像:
- 15点
- 音響:
- 13点
映画『悪魔のいけにえ』を演出、脚本、キャスト、映像、音楽の項目で徹底解説。主演はマリリン・バーンズ、監督はトビー・フーパー。映画史に残る殺人鬼レザーフェイスの秘密とは?低予算B級映画がなぜホラー映画の傑作に?多角的な視点で解き明かす。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>
『悪魔のいけにえ』あらすじ
1973年、テキサスでは墓荒らしが多発していた。掘り起こされた遺体は不気味に飾り付けられており、一部は何者かに持ち去られていた。
その頃、テキサスにある一族の墓の様子を見るために、サリーと恋人のジェリー、車椅子の兄・フランクリン、フランクリンの友人のカークとその恋人のパムは、車でテキサスを訪れる。
しかし墓は心配していたような被害にはあっておらず、一行は無事を確認して帰ることに。その道中、男のヒッチハイカーを見つける。サリーたちはその男を車に乗せるが、すぐに異変を感じることになる。
男は車内でベラベラと喋っていたかと思えば、ナイフで自分の手を切り、挙句にフランクリンにまで危害を加えた。男の奇行に恐怖を感じたサリーたちは、道端でその男を下ろすのであった。
フランクリンは男の異常さについて考えていたが、他の者たちは特に気に留めている様子はない。しかしその道中、車がガス欠を起こしたため、ガソリンスタンドに寄るが、ガソリンが枯渇していたため、足止めされることになる。
そこで一行は、もう誰も住んでいないサリーの祖父の家で一休みすることにするのだが…。