ホーム » 投稿 » 海外映画 » レビュー » 元ネタとなった衝撃の実話とは…? ホラー映画の金字塔 『悪魔のいけにえ』徹底考察。グランパの正体とこだわりの演出も解説

元ネタとなった衝撃の実話とは…? ホラー映画の金字塔 『悪魔のいけにえ』徹底考察。グランパの正体とこだわりの演出も解説

text by 編集部
マリリン・バーンズ演じるサリー【Getty Images】

マリリン・バーンズ演じるサリー【Getty Images】

悪魔のいけにえ

3.5

1974年度ロンドン映画祭
(最優秀賞受賞作品)
1974年度〜BBC最重要注意作品

演出:
15点
脚本:
12点
配役:
13点
映像:
15点
音響:
13点

映画『悪魔のいけにえ』を演出、脚本、キャスト、映像、音楽の項目で徹底解説。主演はマリリン・バーンズ、監督はトビー・フーパー。映画史に残る殺人鬼レザーフェイスの秘密とは?低予算B級映画がなぜホラー映画の傑作に?多角的な視点で解き明かす。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

『悪魔のいけにえ』あらすじ

『悪魔のいけにえ』のポスター【Getty Images】
悪魔のいけにえのポスターGetty Images

1973年、テキサスでは墓荒らしが多発していた。掘り起こされた遺体は不気味に飾り付けられており、一部は何者かに持ち去られていた。

その頃、テキサスにある一族の墓の様子を見るために、サリーと恋人のジェリー、車椅子の兄・フランクリン、フランクリンの友人のカークとその恋人のパムは、車でテキサスを訪れる。

しかし墓は心配していたような被害にはあっておらず、一行は無事を確認して帰ることに。その道中、男のヒッチハイカーを見つける。サリーたちはその男を車に乗せるが、すぐに異変を感じることになる。

男は車内でベラベラと喋っていたかと思えば、ナイフで自分の手を切り、挙句にフランクリンにまで危害を加えた。男の奇行に恐怖を感じたサリーたちは、道端でその男を下ろすのであった。

フランクリンは男の異常さについて考えていたが、他の者たちは特に気に留めている様子はない。しかしその道中、車がガス欠を起こしたため、ガソリンスタンドに寄るが、ガソリンが枯渇していたため、足止めされることになる。

そこで一行は、もう誰も住んでいないサリーの祖父の家で一休みすることにするのだが…。

amazonprime

1 2 3 4 5 6 7